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突硝山の春

トッショーザン  その5


 突硝山に通い始めて1ヶ月あまり、園芸植物をこねくり回してきた私にとって、小さくともたくましく生きる野草の姿は私の植物観を少なからず変えたような気がします。どう変わったか?それは私にも分かりません。
 その4から2週間後と3週間後の写真です。雨の降らない暖かい日が続きました。野草たちも例年より早い展開をしているかもしれません。新米野草ウォッチャーとしては、新たにどんな植物が出現しているか楽しみです。
 突硝山も有名どころが姿を消すとほとんど人影を見ることはなくなりました。おかげで撮影はとてもやりやすくなりました。緑が萌え始めた木々の中にはいると、初めて知る野草がわんさかと出てきます。ジミ〜な植物にも目がいくようになって、私にとっては発見の連続です。今度は植物の名前を調べるのが大変。でもおもしろい。


その1 その2 その3 その4 その5
フクジュソウ
エゾエンゴサク
カタクリ
カタクリ
エゾエンゴサク
ナニワズ
キバナノアマナ
ザゼンソウ他
ニリンソウ
オオバナノエンレイソウ
エンレイソウ他
ヒトリシズカ
クルマバソウ
フデリンドウ他


名も無き野草たち(本当はあるんだよ)                5月24日、30日


ヒトリシズカ(一人静)  センリョウ科
ヒトリシズカがひとり
ヒトリシズカがふたり
ヒトリシズカが・・・ん?


あ、エゾエンゴサク
種はもうなくなっていました


クルマバソウ(車葉草)  アカネ科
何て小さな花、砂糖菓子のようだな、舐めたら甘いか?
放射状についたこの葉っぱは風車にできるかな


フデリンドウ(筆竜胆)  リンドウ科
これも小さい小さい花です
あやうく見逃すところだった


マイヅルソウ(舞鶴草)の群  ユリ科
花のアップ さらにアップ、クモの巣つき


オオレイジンソウ(大伶人草) キンポウゲ科
何者だ、お前は
そのトンカチみたいなのは実か花か?
しばらくすると、下が開いてこんな感じ


ルイヨウボタン(類葉牡丹)  メギ科
葉が牡丹に似ているんだって?
ど〜れ、ほんとだ
花だっていいじゃないか
カキドオシ(垣通し)  シソ科
奴凧のようなその花姿、
風が吹いたら飛びそうだな
垣根を越えて山越えて


ユキザサ(雪笹 )  ユリ科
何か羽ばたきそうな感じだな
それ、飛んで見ろ


アマドコロ(甘野老)  ユリ科
もうひとり飛びそうなやつ
羽根が多いし、燃料タンクをぶら下げてるから
アメリカまで飛べそうだ


ズダヤクシュ(喘息薬種) ユキノシタ科
長野県では喘息のことをズダと言うのだそうです
この植物が喘息の薬として用いられたことからこの名がつきました
うっ、まじめに説明してしまった


ネコノメソウ(猫の目草)   ユキノシタ科
眼が開いたぞ


ダイコンソウ(大根草)  バラ科
バラ科のくせにダイコンとはこれいかに
またもや葉っぱから来ているらしい


シャク  セリ科
セリ科特有の白いレースです
夏物の服にいかが?


 きりがないのでこの辺にしておくか、なんちゃって、他のは名前が分からないものばかりなのです。
5月に入って暖かい日が続いたので一気にいろんな花が咲き出してしまいました。5月30日に山に入ったらセミがうるさいほど鳴いていたのにはびっくり。夏が来たようでした。
 「突硝山の春」、本当はカタクリ、エゾエンゴサクあたりで終わるつもりでしたが、勢いでとうとうここまで来てしまいました。何か夏編に突入しそうな雰囲気です。できるかな?



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