野草にはまりそう



早春の北邦野草園                                 2003.4.27


 北邦野草園は旭川市と鷹栖町を挟む嵐山にあり、昭和47年に旭川営林局によって開園されました。その後平成10年、営林局の縮小に伴い旭川市にその管理が移管されました。広さ12haあまりの広大な園内には約600種にも及ぶ植物があり、様々な野草や野鳥を観察することができます。
 私のことを言えば、長くこの地に暮らしながら過去1度しか来たことがありませんでした。記憶は定かではないのですが、その時は確か有料だったような気がします。印象といえば、興味があるかないかは恐ろしいもので、野草園というより雑草園としてしか目に映らなかったように思います。
 この野草園は人の手によって作られたものですが、多くの野草をここだけで見られることは野草好きにとってはたまらないことだと思います。ここでそれぞれの植物をしっかり確認して、本当の自然の姿を見に出かけるのも悪くはなさそうです。
 ここでは、突硝山やキトウシで見られなかったものを主体に紹介します。

東川町キトウシ森林公園へ



 アズマイチゲ(東一華)
 キンポウゲ科
 Anemone raddeana

 野草園の入り口に現在咲いている植物の名前が書いてあった。そこにアズマイチゲの名前を見つけ、係の人にどこに咲いているのですか?と聞いたら場所まで案内してくれました。恐縮!

 ニリンソウ(二輪草)
 キンポウゲ科
 Anemone flaccida

 遊歩道を降りる途中で見つけたニリンソウ。これはキトウシのと違って花びらの先端がピンクになっている。
 エゾノリュウキンカ
 (蝦夷の立金花) 別名 ヤチブキ
 キンポウゲ科
 Caltha fistulosa Schipcz.

 遠くから見るとフクジュソウと見間違えそうだが、近寄るとすぐに分かる。葉がフキにそっくり。

 エゾノイワハタザオ(蝦夷岩旗竿)
 アブラナ科
  Arabis serrata var.glauca

 岩場や山の急斜面に生えているそうです。ここではお花畑の様相で咲いていました。

 ミズバショウ(水芭蕉)
 サトイモ科
 Lysichitum camtschatcense

 白いのは花ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)と言うそうです。花が真ん中の黄色い棒状の所にあります。
もっと、近寄りたかったんですけど、100mmマクロではここまでが限界。望遠持ってくればよかった。

 フクジュソウ(福寿草)

 何度も出てきていますが、ここの福寿草は大きくて立派だったのでつい載せてしまいました。


エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)
ケシ科  Corydalis ambigua
ここは、エゾエンゴサク花壇みたいになっていました。
またもやカタクリ
大群生というわけにはいかなかったようです


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