野草にはまりそう



 ひょんなきっかけで薔薇で庭造りを始めました。野草に関しては私の興味の外にあったわけですが、ネットであちらこちらを見て回っているうちに、野草ファンが意外と多いことに気づきました。そのHPで見る野草達の姿は次第に私の心をかすかにくすぐり始めます。その花達は、木の陰や草陰で秘やかに咲いていたり、岩場で風にさらされて咲いていたり、ある時は見事に群生して風景そのものを作っていました。
 今年(2003年)の春、あるサイトで福寿草やカタクリの群落の写真がアップされました。そういえばカタクリの群落ならウチの近くにもあるぞ、福寿草も咲いているということだし一度行ってみるか。まだ、雪の残る山のゲートはまだ閉ざされていましたが、そこをくぐり抜けてカタクリの群生地といわれる場所へ登っていきました。カタクリはまだ芽を出したばかりでしたが、その数の膨大さに驚き、その脇で福寿草が寒そうに花びらを開いていました。カメラを向けながら、これはもう一度来なければならないと心に決めていました。結局、カタクリが咲く期間だけで5回通いました。その結果が、突硝山の春です。また、すでに有名となっていたカタクリやエゾエンゴサクの他にも数多くの野草があることも知りました。まだ、見ていないそれらの花を確認したい気持ちに今駆られています。
 旭川近辺には市内だけでも数カ所、近隣町村にもカタクリの群生地があるといいます。それらの場所ではまたどんな姿を見せてくれるのか、他にどんな野草がいるのかなどの興味が尽きなくなってきました。野草に関して私は何の知識もなく、ただ見たいという興味だけで写真を撮りました。野草に向かって駆けだしてまだ1ヶ月足らず、それでこんなコンテンツを作って良いのだろうか。そうだ、正直にそう言って作ればいいんだと、半ば開き直りでこのコンテンツをつくりました。野草と知らずに自庭に植えていたものも含めて、旭川春の野草、撮れただけ全部出し尽くしです。


東川町キトウシ森林公園
嵐山公園北邦野草園


キトウシに向かう途中、東川町から見た大雪山連峰


カタクリ再び  東川町キトウシ森林公園                           2003.4.27

ここはキャンプ場やパークゴルフ場、ゴーカート、トロン温泉などの施設のことは良く知られていますが、すぐ近くにこういう場所があることは以外と知られていません。

見たところあまり手入れがされているとは思えませんが、かえって自然な感じで好感が持てました。
この日は、休日で満開状態だというのに人影はほとんど見あたりませんでした。


キトウシで見た野草たちです                                    4月27日
フクジュソウ(福寿草)
キンポウゲ科  Adonis amurensis
カタクリ(片栗)
ユリ科  Erythronium Japonicum
突硝山では咲いていなかったニリンソウ(二輪草)がここでは咲いていました。
キンポウゲ科の植物は毒草が多いが、ニリンソウは食べられるとのこと
ただし、若葉はトリカブトによく似ているので手を出さない方がいいそうだ。
キンポウゲ科   Anemone flaccida
キバナノアマナ(黄花の甘菜)も数多くありました
ユリ科  Gageo lutea
ナニワズ(難波津) も大きくて立派です
ジンチョウゲ科  Daphne kamtshatica var. yezoensis
やっと見つけた白エンゴサクでしたが花はすでに終わっていました
オオハナウド(大花独活)
セリ科  Heracleum dulce
普通のウドはウコギ科ですが、これはセリ科です
セリ科特有の白い花が咲きます
カタクリの咲く散策路
やっぱり笹ヤブだけは刈らないといけないようです
キトウシから見た東川町の風景


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