上野ファームを初めて訪れたのは2002年のことでした。以前からあった古い庭と、新しく生まれたイギリス風な庭がありました。生き生きとして希望あふれる庭でした。それから毎年、折々に足を運んできました。きっと試行錯誤を繰り返してきたのでしょう。毎年定番の植物となったものもあれば、消え去った植物もたくさんありました。私としては毎年、新しい植物に出会えることはわくわくするような楽しさです。その年最初に訪れるときは、去年登場した植物がうまく冬を越しているか、いつも興味をもって見守っています。
庭の基本構成は今も当初と変わっていませんが、最近は見せる庭園としての内容が充実してきたように思います。それはこの地で息づき育つ植物たちが安定してきたこともあるようです。それに加えて知名度が上がったこともありたくさんの客が訪れるようになりました。ナーセリーに加えてガーデングッツやカフェなどもできてより楽しめるところとなりました。シーズンにはクラシックコンサートやガーデニングの講習会も開かれて盛況です。
これからもがんばって! |
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最初から名物のミラーボーダーです。向かい合ったボーダーが鏡のように同じ植物で彩られています。 |
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上野ファームには私の好きなゲラニウムがたくさんあります。そのいくつかを紹介します。名前札がないので正しいかどうかは怪しいところですが・・・。
左のゲラニウムはおそらくG.プシロステモンだと思います。 |
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こちらは明らかにG.サンギネウム・アルバムです。こんもりとたくさんの花をつけます。 |
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これはG.オクソニアヌム(G.oxonianum)の一品種だと思います。クラリッジ・ドリュース(Claridge Druce)かな〜? |
上野ファームの庭は大きく分けてマザーズガーデン、ミラーボーダー、サークルボーダー、ロングボーダーがあります。最近は新たにいくつかの花壇ができています。詳しくはこちらをどうぞ。 |
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ここはサークルボーダーの一部です。左に新たな花壇が作られています。 |
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バラも随所に美しい花を咲かせています。以前より寒さに強いオールドローズやシュラブ系のバラや原種バラが増えてきました。バラ担当の母君に聞くところによると、やはり冬越しが一番の悩みとか。 |
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サークルボーダーの中のホワイトコーナーです。白のジギタリスはうちでも植えていますが、やはりこれだけかためて植えると見栄えが違いますね。 |
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これは白花のヤナギランです。 |
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これは確かスカビオサだと思うのですが、結構背が高いですよね。 |
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もちろんオダマキ(Aquilegia)ですが、この黄色い宇宙生物みたいなのは何ていいましたっけね。 |
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赤いのは八重咲きのポテンティラだと思います。後ろの青い花はアンチューサかな? |
さて、上野ファームでは庭が一番いい季節にいろいろなイベントがあります。植物苗の販売はもちろん手作り雑貨や野菜などの販売会、ガーデニングの講習会、コンサートなどです。
この日は7月2日、午前中はハワイアンバンドとフラダンスをやっていたようですが、私は午後からの木管五重奏のコンサートにやってきました。 |
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このお二人が上野ファームのオーナー、上野悦子さん(左)砂由紀さん母娘です。母君は本業である農業との掛け持ちでいつも本当に忙しそう。砂由紀さんは北海道のガーデニングの世界ではすでに有名人で、雑誌の記事やガーデニング講習会の講師などに引っ張りだこで、これまた忙しそうです。
これから始まるコンサートのに向けてスタンバイです。 |
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こちらが木管五重奏hime(ヒメ)の皆さんです。楽器や曲の説明を交えながら楽しい演奏を聞かせてくれました。 |
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さてここから名前のわからない植物を並べてみます。わかる方はBBSにカキコをお願いします。
左の花は何でしょうアオイの仲間であることはわかるんですがね。
ようやくわかりました。(2.27)
マローぺ(malope)アオイ科だそうです。ぽんさんが教えてくれました。 |
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これは何とか突き止めました。
左はディケロステンマ(Dichelostemma ida-maia)ユリ科の球根です。上はガイラルディア(Gaillardia pulchella
Sundance) キク科の一年草ということです。ん〜、難しい。 |
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さてこれは何でしたっけ?時折見かけてはいるのですが。
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これはツキヌキニンドウだそうです。よししさんにおしえてもらいました。 北米原産、スイカズラ科の常緑のつる性植物です。
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左の黄色は何でしょう?キンポウゲの仲間でしょうかね。
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これはトロリウスだそうです。これもよししさんに教えてもらいました。予想通りキンポウゲ科でした。 |
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このようにいくら眺めても飽きない庭です。まだまだ紹介していないところがあるのですが、続編はまたいずれの日にかやることにします。 |
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おまけです。
新しくできた池のそばにあるオオウバユリの大きな葉っぱにめんこいアマガエルがいました。カメラを近づけても逃げません。 |