HOME  庭だよりへ


  4弁のバラ          ’05.6.10 撮影  2005.6.12 UP    
ロサ・セリケア・プテラカンタRosa sericea pteracantha
 バラの花といえば、基本形は5枚の花弁と相場は決まっていますが、ロサ・セリケアの仲間は4枚という変わり種です。原産は中国西部。仲間にロサ・セリケア・オメイエンシスがあってよく混同されます。
 以前はセリケア・オメイエンシスをロサ・オメイエンシスと呼び、セリケア・プテラカンタをロサ・オメイエンシス・プテラカンタと呼んでいました。当然、近縁種ですがどちらが元になったのかはよく分かりません。
 オメイエンシスとは仙人が住むと言われる峨眉山(オーメイシャン)から来ているそうです。セリケアは「絹糸状の」と言う意味です。どこを指して言っているのでしょう。花びらか?
 葉はピンピネリフォリア節特有の小さくて多数の小葉を持っています。早咲きで、我が家でも一番先頭を切っての開花でした。花持ちは余り良くないようで、2日か3日目には散ってしまいます。
 このバラの最大の特徴は4枚花弁もそうですが、「最も美しい」といわれるこの棘です。恐竜の背中に付いていそうな赤く大きくて平たい棘と小さく細い棘からなっています。この枝はまだ未熟なので棘も余り発達していませんが、もっと大きくて立派な棘となります。
 去年は枝が横に伸びて、冬越しのときじゃまになったので切ってしまいましたが、花が咲いてみると切ったことを後悔しました。今年はできるだけ枝を縦に誘引してみようと思っています。


HOME  庭だよりへ


inserted by FC2 system