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     ダンゴ三兄弟 2006.6.29 UP   
 ルゴサ系品種の代表的なものといえばハマナス色(紫紅色)の半八重〜八重咲きではないかと思います。このタイプは出回っているものでもそこそこ数があります。日本では知られていない品種を含めると見分けのつかないものが20種類くらいはあるのではないでしょうか。共通することは強い芳香があり大きなハマナスと同様の実がなることです。樹高は植える条件によっても違いますが大体は100cmから200cmくらいでハマナスより立ち上がりのよいブッシュタイプが多いですが、場合によってはつるのように3m以上に伸びるものや低く這うように伸びるものもあります。
 今年、このタイプのハイブリッド・ルゴサを3本買いました。見分けがつかないような品種を3本も買うなんてどうにかしているんじゃないの?と思われる方もいることと思います。買ってみた私もそう思っていますから(笑)。それにしても実際これらを比較してみてここまで似ているとは思いませんでした。まあ、これからじっくり見分け方でも考えることにします。
ハンザ(Hansa)

 これは以前栽培していました。私の不注意から失われてしまったのですが、あの美しい実の色と味が忘れられず、再度購入しました。ハマナスより直立に立ち上がるタイプです。地植えで2mほどにもなります。
ローテス・メーア(Rotes Meer)

 またの名をパープル・ペイブメント(Purple Pavement)といいペイブメントシリーズのひとつです。樹高は1m程度でコンパクトだということです。まだ若木なので今後の成長に期待です。
ロズレー・ドゥ・ライ(Roseraie de l'Hay)

 初めて見たときから欲しいルゴサのひとつでした。タイプは半つる性で2m以上に伸びるということです。
 さて、どのように扱ったらいいのかが今後の課題です。植える地面がないことも悩みの種ですが、鉢植えでどうなるかもちょっと心配。

 ここまでの3種、写真で見るとなんとなく違ってそうですが、実際花だけ見て見分けろと言ったら自身は全くありません。その中でもハンザは一番見慣れているのでわかるかもしれません。この中で一番花弁数は多いと思います。
マイカイ(Rosa x Maikai)

 さて、おまけにマイカイを紹介しましょう。これも今年仕入れたものですが、ダンゴ三兄弟の仲間には入れませんでした。だって、四兄弟になっちゃうから・・・ではなくて、歴史がかなり古く同類として並べにくいことがありました。
 私の「ルゴサな話」第六話でも紹介したとおりハマナスとは深い因縁のバラで、ぜひ所有したいと思っていました。
 他にも似たものを上げると、ハマナスの八重種であるロサ・ルゴサ・プレナ(Rosa rugosa plena)
以下ハイブリッド・ルゴサのモジェ・ハマーベルグ(Moje Hammarberg)、モンテ・カッシーノ(Monte Cassino)、ピエレッテ・ペイブメント(Pierette pavement)、ルゴサ・マグニフィカ(Rugosa magnifica)などがあります。


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