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    ルゴサからできたイングリッシュローズ 2006.9.14 UP   
ミセス・ドリーンパイク
Mrs. Dreen Pike


 札幌百合が原公園にはたくさんのハイブリッド・ルゴサやオールドローズ、北国向きのバラがあるのでシーズンになると良く出かけていくところです。公園内にある緑のセンターの横に売店のようなところがあって、そこにわずかに花の苗などを売っています。以前見たときはたいしたものはなかったので、それ以降はほとんど無視していました。
 ところが、今年たまたま通りかかったらバラ苗(というより立派な鉢植え)が数本置いてあるじゃありませんか!本能的に体がそちらへ近寄っていきました。4鉢あります。その中にこのバラがありました。思わす鉢を持ち上げてそのままレジに歩いてしまいました。ついでにその隣にあったカーディナル・ヒュームも買ってしまいました。だって安かったんだもん。
 左写真は買った直後の状態です。

撮影:2006.7.15
 さて、このバラについて少し調べてみました。
作出は1993年、デビッド・オースチン。交配親がマーチン・フロビシャー×ロズレー・ドゥ・ライというハイブリッドルゴサ同士の掛け合わせによって生まれています。普通ならハイブリッド・ルゴサとするべきでしょうが、花姿や香りがオールドローズの形質を持っているのでイングリッシュローズとして世に出したということのようです。名前はオースチンのオフィスに長年勤め、1993年に退職したマネージャの名前らしいです。

撮影:2006.9.17
 葉っぱは先端がとがっていますが、葉脈にはルゴサの雰囲気を十分に伝えています。勢力旺盛で花が終わった直後すでにその下から新しい枝を伸ばし、次々と花を付けます。
 花びらは暑さに弱いようで、夏の強い日差しに当たるとすぐに縮んでよれよれになってしまいます。涼しくなった現在(9月)は、再び元気にしっかりとした花を付けています。

撮影:2006.7.10


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