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ゲラニウム・シネレウム・サブコウレッセンス
Geranium cinereum var. Subcaulescens
シネレウムはヨーロッパ、ピレネー原産のゲラニウムです。非常に背丈が低くせいぜい10cmくらい。地を這うように広がってたくさんの花を咲かせます。ゲラニウムの中では比較的乾燥にも強くロックガーデン向きです。花期は長くて夏中咲き続けます。
このサブコウレッセンスは元々は原種シネレウムの亜種なのでしょうか、外国のサイトなどではGeranium cinereum subsp. subcaulescens
var. subcaulescensのように書かれているのをよく見ます。花色はマゼンタで中央にブラックアイを持ちます。
我が家では植え場所を間違えたのか春に花が咲いたあと、枯れてしまいました。写真は今年やってきた二代目です。
撮影:2006.9.17 |
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ゲラニウム・シネレウム・キャロル
Geranium cinereum ‘Carol ’
上サブコウレッセンスによく似ていますが花色はやや薄くてピンク色です。よく見ると花びらの中央に向かってややピンクが薄くなっているのがわかります。また、サブコウレッセンスの花びらがくしゃっとシワがよっているのに対してキャロル花びらは比較的ピンとしています。
キャロルは園芸種ですが交配親などはよく分かっていません。これも今年やってきたばかりなので盛大に花を咲かせるところまではいっていません。
撮影:2006.9.17 |
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ゲラニウム・シネレウム・バレリーナ
Geranium cinereum ‘Ballerina’
わが庭では上のふたつより一年先輩。春から何度も繰り返し咲いています。花は独特な紫のすじ模様が特徴です。
このバレリーナはG.cinereum var. cinereum x G .cinereum var. subcaulescensというシネレウム同士の交配で生まれた園芸種です。
撮影:2006.6.7 |
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シネレウムの株や葉の形状はどれもよく似ています。
繁殖は株分けや挿し木などが主体です。シネレウムは雌シベが充実する前に花粉がなくなってしまうために種ができにくいのだそうです。しかし、サブコウレッセンスだけは比較的種ができます。
我が家ではこのシネレウムは裏庭の野草コーナーに植えています。
撮影:2006.6.4 |