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    マクロリズムとカンタブリギエンセ 2006.9.25 UP   
ゲラニウム・マクロリズム
Geranium macrorrhizum


 ヨーロッパに自生する原種のゲラニウムです。シベが長くてゲラニウムの中でも独特の顔つきです。葉に香りがありヨーロッパではハーブゲラニウムという事らしいのですが、はっきり言ってよい匂いとは思えません。葉を触るとしばらく手にその匂いが残ります。
 花色は藤色がかったピンクです。白や薄いピンクの品種もあります。これはベバンズバラエティ(Bevans Variety )という園芸品種かも知れません。


撮影:2006.6.4
ゲラニウム・マクロリズム・アルバム
Geranium macrorrhizum album


 これはG・ダルマチカムとして買ったものです。花が白いことと大きいのでダルマチカムでないことはわかりましたが、品種名がわかりません。白いのでカンタブリギエンセ・ビオコボ(cantabrigiense Biokovo)かとも思いましたが、葉が少し大きくて光沢がなくむしろマクロリズムに近いようでした。マクロリズムと同様なきつい匂いがあります。
 結局、紆余曲折を経てマクロリズム・アルバムに落ち着きました。


撮影:2006.6.13
ゲラニウム・カンタブリギエンセ
Geranium cantabrigiense

 上記G・マクロリズムとG・ダルマチカムの交配によって生まれたのがこのカンタブリギエンセです。背丈は30cmくらいで茎を這うように伸ばして横に広がります。やはり葉にマクロリズムと同様の匂いがありますが、マクロリズムほどきつくはないようです。
 これはそもそもマクロリズムとして買ったものですが、後になってカンタブリギエンセと判明しました。ゲラニウムは本当に品種間違いが多いので困ってしまいます。特にこの二種は間違えやすい代表のようです。
 現在、品種名がカルミナ(Karmina)ケンブリッジ(Cambridge)かで悩んでいます。どちらか違うほうを確認できればよいのですが・・・

撮影:2006.7.8
 満開時、地面を埋め尽くすように咲く様は見事です。ゲラニウムの交配種によくある事ですが、種子はできません。

撮影:2006.6.20


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