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    バラの紅葉(黄葉)                 2006.11.12 UP   
今年もバラの紅葉がきれいです。
特にこのロサ・バージニアナ(Rosa virginiana)はなかなか見事です。

 バラはどれもが黄葉するわけではありません。赤く色づく種類は限られていて、このロサ・バージニアナを含むカロリーナ節ロサ・ピンピネリフォーリアとその交配種に多いようです。

撮影:2006.11.4
 左は上のロサ・バージニアナと同じカロリーナ節のロサ・ニティダです。紅葉するバラとして有名なのですがこの色のまま落葉してしまいました。今年幼苗で仕入れたばかりだからかもしれません。来年に期待です。

撮影:2006.11.4
  ロサ・ピンピネリフォーリア(ロサ・スピノシッシマ)です。
 去年は黄色っぽかったのですが、今年は赤くなりました。このバラの交配種、ハイブリッド・スピノシッシマにも紅葉するものがたくさんあるそうです。レッドネリーはその代表かもしれません。

撮影:2006.11.4
 ロサ・ルゴサ(ハマナス)の黄葉です。バラはどちらかといえば黄色に色づくものが多いようです。代表格がこのロサ・ルゴサを含むキンナモメア節のバラで日本に自生するタカネイバラやカラフトイバラなどもその仲間です。
 ノイバラなどのシンステラ節のバラも黄色く色づきます。要するに一季咲きで秋に落葉するものは紅葉(黄葉)する可能性があり、四季咲きのHTやFLやチャイナローズなどは紅葉しにくい傾向があります。

撮影:2006.10.20
 カラフトイバラの黄葉です。キンナモメア節特有の赤い茎に黄色の葉が見事なコントラストを作っています。カラフトイバラは枝がしなやかで美しい樹形を作ります。これ少し細長い赤い実がついいると花の時期に負けないくらい魅力的です。

撮影:2006.11.4
 これはルゴサ系のハンザです。ルゴサ系は黄色になるものが多いのですが、ハイブリッド種の中には赤くなるものもあります。以前に紹介したテレーズ・ブニェも赤くなるルゴサ・ハイブリッドです。

撮影:2006.11.4
   これもハイブリッド・ルゴザのパウリーです。つる性でよく伸びます。まだ小さいので迫力ありませんが大きくなったらどんな黄葉を見せてくれるか楽しみです。

撮影:2006.10.24
 最後に変わった黄葉をご覧ください。
これはつるバラのニュードーンです。このように色づいたのは初めてです。鑑賞に値するほどたくさんなわけではありませんが、四季咲きのバラがこのように色づくのは珍しいかもしれません。それともままあることなのかな?

撮影:2006.11.4


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