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色づけ!、バラの葉       2004.10.21 ’04.9.23 撮影
 紅葉するバラをご存じでしょうか。
バラといえば寒くなっても緑の葉を輝かせていることが多いのですが、ある原種とそのグループに紅葉するものがあるのです。
 代表的なものにロサ・ニティダ(Rosa nitida)があります。
ロサ・ニティダはカロリーナ節というグループに属していますが、おおむねみな紅葉するのではないかと思います。確認したわけではありませんが。
 葉が黄色くなるものの代表はハマナスなどのキンナモメア節のグループです。ノイバラなどのシンステラ節の仲間も黄変する事があります。
 さて、左写真はかなり赤くなっていますが、ハイブリッドルゴサのテレーズ・ブニェ(therese Bugnet)です。ハマナスの仲間ですが赤くなっています。
 同じく、テレーズ・ブニェですがこの茎の色をご覧下さい。見事な紅茎?といったらよいのでしょうか。ハマナスの仲間のキンナモメア節のバラは茎が赤くなるのが特徴なのです。また、ハマナスの交配種としてはトゲがないことにビックリです。
 これは、ロサ・ヴァージニアナ(Rosa virginiana)。
カロリーナ節のバラです。R.ニティダもそのようですが、見事な赤に染まります。今年は寒くなるのが例年より遅くてなかなか赤くなってくれなかったのですが、ここに来て色づいてきました。まだ、若木なのでこの程度、来年にはもう少し木も大きくなると思います
さて、黄変組です。
これはカラフトイバラ(Rosa davurivca alpestris)、ロサ・マレッティ(Rosa marretii)とも呼ばれてきました。キンナモメア節。
美しい黄金色が楽しめます。やはり茎が赤くなります。これで楕円形の赤い実が付いていれば完璧なんですが。
 タカネイバラ(Rosa nipponensis)です。同じくキンナモメア節です。ほとんど、カラフトイバラと変わりませんね。
こちらはカラフトイバラよりはちょっと丸い実が付きます。
 これは、ハイブリッド・ルゴサのスノー・ペーブメント(Snow Pavement)。見たところほとんどハマナスと変わりません。
ハマナスによく似た扁平な実をつけています。
 春頃に出た枝の葉は黄変しますが、夏以降に出た枝の葉は緑のままです。これもハマナスと同じです。ハマナスの交配種にはこのようなタイプがかなりあります。
オールドローズをひとつ。
モス・ローズのアンリ・マルタンHenri Martin) です。
すでに散りかけています。きれいなとは形容しにくいのですが、この仲間に入れても違和感はないかな?


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