ロサ・ガリカ・オフィキナリス[Rosa gallica officinaris]  G(ガリカ)
 別名:Apothecary's Rose、Double French Rose、Red Rose of Lancaster、Rose of Provans
バラを始めて数年経ち、オールドローズのことが知りたくなってきました。それで系統それぞれの代表的な種を集めてみようと ’04、合同園芸で購入。
 ロサ・ガリカ・オフィキナリスはハーブバラとしても有名です。「オフィキナリス」は「薬効がある」という意味で、別名のアポテカリー・ローズのアポテカリーは「薬剤師」を意味し、「薬局のバラ」とか「薬剤師のバラ」と言われています。薬効は鎮静効果、婦人病、美肌によいとされているそうです。   2009.2更新
 コンパクトな樹形の割りに比較的大きな半八重の花が咲きます。花色は濃いピンクで強いオールドローズ香があります。
 このバラは古くからヨーロッパで栽培されていますが、そもそもは13世紀、十字軍遠征の際、中東からフランスに持ちこまれたものだと言われています。そしてフランス、プロヴァンス地方で栽培されたため「プロヴァンスのバラ」(Rose of Provans)とも呼ばれています。また、 イギリスのばら戦争ではランカスター家の赤バラの紋章はこのオフィキナリスだといわれています。
写真:2008 



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